らいおんのつぶやき

2024 大晦日

前置き:今回の写真は文章に関係なく、この1年間のこんな瞬間があったということで掲載しています。

 

2024年が終わろうとしています。

まずは私事です。1月早々に腰を痛め、病院でのリハビリがスタート。

しばらくすると交通事故に遭って追い討ちを喰らい、現在もリハビリ中です。

初詣で“大大大吉”が出て喜んだのは、一体何だったのでしょうねぇ。

 

また、天候に大きく左右される野菜を生業にしている者にとって、

今年の夏も酷暑でしかもそれが長引いた為、野菜が思うように育たず、

神経をすり減らす日々でした。

異常気象が普通になったと、農業の危機を感じる一年でもありました。

 

暑い暑いと文句を言いながらリハビリに通っていたら、いつの間にか年末です。

今年は秋が一瞬で通り過ぎて行ったので、一年が短く感じます。

あっ!今年は全然“つぶやき”を書けなかった。

と反省しつつ、まとめて書きます。

 

まず工賃です。

2023年は52,210円で、前年より4,380円低くなりました。

賞与の平均は夏が24,700円、冬が15,520円で、

両方とも約50,000円下がったことが平均工賃に大きく影響しました。

賞与は内職で得られた収益を当てているので、

依頼が減ると貰えるものも減るのは仕方ない事です。

 

 

利用者にとっては金銭的な数字は下がりました。すいません。

ですが、その分時間に余裕が生まれ、

余暇を通じて仲間意識はかなり上がったと感じます。

よく“絆が強まる”とか“絆が育む”と言いますが、まさにソレです。

 

私は障がい者に限らず、最も辛く避けたいのは“孤独”だと思います。

この孤独から救ってあげる事が、

この子達の幸せに繋がるのではないか…と、そこで、

「ここは作業を通じて能力を向上させ、信頼を得て仲間を増やす作業所です」

の言葉を、ここの理念としてホームページのトップに掲げています。

だから“仲間”や“絆”の言葉が当てはまる様になったこの子達を見て、

やっと形になってきたなぁと、考えがブレなくて良かったと思っています。

 

突然ですが、

就職して幸せになりますか?

たくさんお金をもらって幸せになりますか?

友達はいますか?

 

法定雇用率が義務付けられて、

就職と離職を繰り返す人が高松市内でも何十人といるみたいです。

健常者、障がい者を問わず、就職が合わない人はいます。

障がい者の場合、高校卒業していきなり就職ですか…

もう少しトレーニングしてそれからでも遅くないのでは…

 

そんな“就職第一”の今の福祉の風潮に、疑問を抱いています。

ひょっとして能力向上や心の成長は見込めないと諦めているのではないか?

正直、そう考えると福祉の施策から何やらピッタシ当てはまるんです。

 

いやいやそんな事ないですよ。

うちの子達はビックリするほど成長していますよ。

ちゃんとトレーニングするば、そこそこ成長するんですよ。

諦めちゃダメです。

時間はかかるけど、伸び代はあるんですよ。

と、大声で叫びたくなります。

 

 

そこでこの度、就労移行支援のサービスを始めることとしました。

それも、どうせなら私にしか出来ない福祉施設にしようと、

「知的障がい者専用の多機能型施設」です。

31日にスタートする予定ですが、

詳しくはまた次回に…。

 

あぁもうこんな時間だ!

辰年が終わって巳年に変わろうとしています。

空想の生き物から実在する動物へ変わるとの見方もあるそうです。

この1年間、この先どうするか、何がこれから求められるのか、

いくつか案が浮かび仕込んできました。

仕込んだだけで空想のままで終わるか、それが形になって現れるか…

 

まずはその一つ就労移行支援を形にします。

新しい年がどうなるか、楽しみにしてください。

 

では、良いお年を…